嫌悪感から開放される
柔らかな風が頬撫でる
私はこの街で生きる
それは没落を意味する
何事の視線も私には
魅力のない廃品だ
嗚呼、過酷な猫の社会
安易に他人の水は飲まない

ふと思えば周りには
苔のついた無数の石が
この世界の忙しなさも
届かぬ所で生む赤子
罪を背負うか寄り添うか
妙な気を起こしそうだ
目の前に見える景色は
果たして何個目の石か


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