レンタルサーバーとは何か?猫でもわかる解説
目次
- レンタルサーバーとは何か?
- サーバーとは何か?
- ホームページとサーバー
- ドメインとは?
- レンタルサーバーのタイプ
- レンタルサーバーの契約手順
- レンタルサーバーはどう選べばいいか?
- おすすめのレンタルサーバー
- おわりに
レンタルサーバーとは何か?
レンタルサーバーとはネット上でレンタルできるサーバーのことを言います。
無料でレンタルできるものもありますし、有料でレンタルするものもあります。
一般的に性能面では無料より有料の方が高いです。
自分のホームページやブログを公開する場合、このレンタルサーバーというものが必要になります。
簡単に言ってしまうとレンタルサーバーとはネット上でレンタルできる「土地」で、ホームページが土地の上に建つ「家」になります。
レンタルサーバーとは何なのか把握することは、ホームページやブログ運営において欠かせないことです。
この記事では具体的にレンタルサーバーとは何なのか解説していきます。
サーバーとは何か?
ホームページとサーバー
ドメインとは?
レンタルサーバーのタイプ
レンタルサーバーはどう選べばいいか?
レンタルサーバーの契約手順
関連記事
仕事が出来る個人向けのおすすめレンタルサーバー4選
レンタルサーバーごとに使える言語一覧【2022年最新】
レンタルサーバーにWordPressをインストールするには?【2022年最新】
簡単にレンタルサーバーとは何かを解説します【初心者向け】
WordPressが使えるおすすめレンタルサーバー4選【2022年最新】
サーバーとは何か?
「レンタルサーバー」の「サーバー」とは何なのでしょうか?
結論から言うとサーバーとは「クライアント(客)にデータを提供するパソコン」のことを言います。
レンタルサーバーとはこのサーバーをネット上でレンタルできるもののことです。
ホームページやブログ、Webサービスをネットに公開するには、このレンタルサーバーがないといけません。
例外としては自宅サーバーなどがありますが、これはサーバーを自前で用意することです。
基本的には世の中のホームページはレンタルサーバーの上で成り立っています。
レンタルサーバーなくしてホームページなし、と言ってもいいかもしれません。
サーバーとはパソコンである

サーバーはパソコンのことです。
CPUがあってメモリがあってディスクがあるパソコンです。
普通のパソコンと違うのはそれぞれのサーバーにはディスプレイが無いことです。
大きさも普通のパソコンより大きく、それがサーバールームという部屋に並んでいます。
サーバールームではサーバーが並べられて常時24時間、電源が入れっぱなしで稼働しています。
サーバーを管理する人をサーバー管理者と言います。
レンタルサーバー会社はこのサーバーをわれわれ利用者に提供します。
利用者はそのサーバーをシェアルームのように共用して使ったり、あるいは一台のサーバーを占有して使ったりします。
こういった利用形態の違いによってレンタルサーバーのプランも変わってきます。
データをクライアントに提供する
サーバーの役割はデータをクライアント(客)に提供することです。
クライアントはわれわれインターネットを使うユーザーのことを指します。
私たちはブラウザでネットサーフィンをしますが、このネットサーフィンのときにサーバーに「データをくれ」と問い合わせをします。
するとサーバーはその問い合わせに答えて、サーバーが管理しているデータをクライアントに提供します。
私たちはその提供されたデータを自分のパソコンやスマホで見て、ネットサーフィンを楽しむわけです。
このようにサーバーの役割はクライアントにサーバーが管理するデータを提供することです。
インターネットはこのような仕組みで成り立っています。
ブラウザとサーバー
ChromeやFireFox, EdgeなどのWebブラウザは、ホームページを開くときにそのホームページのサーバーに問い合わせを送ります。
これは「HTTPリクエスト」と呼ばれるものです。
HTTPリクエストは簡単に言うと「ここのフォルダのこのファイルのデータをよこせ」というものです。
ブラウザはリクエストをサーバーに送ると、サーバーはそのリクエストを解析します。
このときに活躍するソフトウェアがWebサーバーと呼ばれるものです。
Webサーバーはリクエストを解析して、サーバー内の特定のフォルダの特定のファイルのデータを取得します。
そしてそのファイルのデータをインターネットを通じてブラウザに送信します。
ブラウザはそのデータを解析して、グラフィカルな絵を付けて私たちに表示します。
これがネットサーフィンの基本的な仕組みです。
ホームページとサーバー
ホームページとサーバーは切っても切れない関係です。
サーバーはパソコンですからデータを保存するディスクがあります。
ホームページのデータ、つまりファイルや画像などはそのディスクに置かれます。
サーバーが壊れるとホームページも表示できなくなります。
レンタルサーバーではサーバーが故障したときはレンタルサーバー会社が交換してくれます。
そのため私たちユーザーはレンタル代を支払うだけで済みます。
ホームページをサーバーに設置する
ホームページをサーバーに設置するには、ファイルアップロードソフトを使います。
レンタルサーバーでも同様で、レンタルサーバーを契約した場合はそういったソフトの設定を入手できます。
私たちはファイルアップロードソフトにその設定を加えて、そのソフトを使って自分のパソコンにあるデータをレンタルサーバーにアップロードします。
アップロードとは、自分のパソコンからサーバーにデータを送信することを指します。
このようにファイルアップロードソフト、FTPやSFTPという約束事を使ったソフトを使うことでサーバーにデータを配置できます。
サーバーはホームページのデータを公開する
サーバーは基本的にはただのパソコンです。
サーバーに配置されたホームページのデータをネットに公開するのはソフトウェアの仕事です。
サーバー内に配置されたデータをネットに公開するソフトウェアのことを「Webサーバー」と言います。
レンタルサーバーではこのWebサーバーというソフトが常時稼働しています。
Webサーバーは私たちのリクエストに答えて、サーバー内のデータをネットを通じて提供します。
VPSやクラウドなどではWebサーバーは自分で設定し起動する必要がありますが、一般的な共用サーバーなどではレンタルサーバー会社が管理してくれます。
そのためWebサーバーの設定などを行う必要もありません。
ホームページとはファイルの集まりである
このようにホームページとはデータ(ファイル)の集まりです。
レンタルサーバーをレンタルするのは、データを配置するパソコンを入手するためです。
レンタルサーバー会社が管理するサーバーをレンタルすることで、そのサーバーにデータを配置してネット上にホームページなどを公開することができるわけです。
私たちが普段から見ているホームページなどは基本的にはこういったファイルの集まりです。
ドメインとは?
レンタルサーバーとセットでよく目にする「ドメイン」とはなんでしょうか。
レンタルサーバーが「土地」で、ホームページが「家」だとするなら、ドメインは「住所」になります。
ブラウザがサーバーに問い合わせをするときに、このドメインが必要になります。
ブラウザはドメインを使ってサーバーのネット上の居場所を知ります。
そしてその居場所に対して通信を行うことで、ホームページのデータを手に入れます。
レンタルサーバー会社が提供するドメインや、完全に独自のドメインもあります。
レンタルサーバー会社が提供するドメインは無料で使えるものもあります。
いっぽう独自ドメインはそれの入手に別途でお金がかかります。
だいたい年間契約で千円~数千円が多いです。
SEO的には独自ドメインが有利と言われています。
ホームページの価値はどこに蓄積されていくのかというと、このドメインに蓄積されていきます。
そのため収益化を目指したホームページを作る場合は独自ドメインを入手しておきましょう。
レンタルサーバーのタイプ

レンタルサーバーの種類として代表的なのが以下の4つのタイプです。
レンタルサーバーをレンタルする場合はこれらの種類を把握してレンタルしましょう。
共用サーバー
専用サーバー
VPS(仮想専用サーバー)
クラウドサーバー
共用サーバー
共用サーバーとは一台のサーバーを複数のユーザーで共用して使う種類のことです。
不動産で言うところの「シェアルーム」に当たります。
共用して使うので、レンタル料金が安価で済むというメリットがあります。
またレンタルサーバー会社がWebサーバーなどの設定も含めて管理してくれるので、基本的には面倒な設定をしないですぐに使うことができます。
しかし共用なので、性能的にはそれほど高くありません。
また一台のサーバーを共用して使うので、自分のホームページだけ別の設定を使う、というようなことができません。
たとえばWebサーバーの設定を弄ることなどはできません。
専用サーバー
専用サーバーは一台のサーバーを占有して使うことができる種類のことです。
一台のサーバーを占有して使えるので、Webサーバーなどのソフトウェアの設定なども自由に行えます。
不動産で例えると「一軒家」になります。
また性能も共用サーバーと比べて高いのが特徴です。
しかし一台のサーバーを占有するわけなので、それだけレンタル料金は高くなります。
VPS(仮想専用サーバー)
VPSは共用サーバーと専用サーバーをミックスしたような種類です。
共用サーバーを使うのですが、仮想的に専用サーバーの状態を作るので、好きなように設定を行えます。
たとえばサーバーにログインして、自分の好きなWebサーバーをインストールするということも可能です。
しかしその分、設定などは自分で行う必要があります。
よって管理には専門的なスキルが必要とされます。
料金的には比較的に安価で利用することができます。
またVPS用のプランも豊富です。
クラウドサーバー
今の時代の最先端と言えるのがこのクラウドサーバーです。
共用することに代わりはありませんが、色々な機能を必要に応じて追加することができます。
そのためVPSより高機能です。
料金プランは従量課金制や定額制などいろいろあります。
またサーバーの機能を必要に応じて拡張できるため、ホームページのアクセスが増えたときも簡単に拡張することができます。
代表的なクラウドがAmazonのクラウドサービスであるAWSです。
レンタルサーバーの契約手順
レンタルサーバーを契約する手順はレンタルサーバー会社ごとに異なりますが、基本的には同じような流れになります。
まずレンタルサーバー会社のアカウントを登録します。
そしてプランを選びレンタルします。
アカウントの登録
レンタルサーバー会社は会社ごとにホームページを出しています。
そのホームページに会員登録用のページがありますので、そのページから会員登録を行います。
登録にはメールアドレスや自分の個人情報が必要になります。
アカウントを登録しないとサーバーをレンタルできません。
そのためアカウント登録は必須になります。
プランの選択とレンタル
アカウント登録が完了したら、そのレンタルサーバー会社が扱っているサーバーのプランを選択します。
プランによってサーバーの性能や容量、またレンタル料金が変わってきます。
自分の公開したいホームページにちょうどいいプランを選択して、契約してください。
レンタルサーバーはどう選べばいいか?
レンタルサーバーはどうやって選べばいいのでしょうか?
レンタルサーバーの選びかたで気をつけたいのが↓の3つです。
レンタルサーバー会社の評判を知る
性能と容量が目的に見合っているか
料金は手頃か
レンタルサーバー会社の評判を知る
レンタルサーバーの質はレンタルサーバー会社によります。
つまりレンタルサーバー会社の評判を知っておけば、レンタルするレンタルサーバーも間違いありません。
レンタルサーバー会社の評判がわるいと、ユーザーが離れていきます。
そうすると会社は儲からなくなり、サービスの質も低下していきます。
ですので評判がいいレンタルサーバー会社を選ぶのが一番です。
性能と容量が目的に見合っているか
サーバーの性能とディスク容量が目的に見合っているかも大事です。
Webサービスなどはモノによっては1億PV以上まで伸びることもありますので、クラウドサーバーなどをレンタルしておくのが吉でしょう。
しかし会社のホームページなど、PVがそれほど伸びることがないサイトはそれに見合ったプランにしておく必要があります。
でないとサーバーがオーバースペックになりレンタル料金が無駄になってしまいます。
サーバーのレンタルは目的を考えて、それに見合ったプランをレンタルしましょう。
料金は手頃か
レンタル料金が手頃かどうかも大事です。
レンタルサーバーは何年間も付き合っていくものになります。
その維持管理費は馬鹿になりません。
自分の予算をよく考えて、手頃なプランでレンタルしましょう。
おすすめのレンタルサーバー
最後に筆者おすすめのレンタルサーバーをあなたにお教えします。
おすすめは以下の通りです。
エックスサーバー
ConoHa WING
mixhost
ロリポップ
さくらのレンタルサーバ
エックスサーバー
老舗の高速レンタルサーバー、エックスサーバー
ここから→ エックスサーバー
エックスサーバーは大阪に拠点を構えるレンタルサーバー会社です。
レンタルサーバーとしては老舗で、非常に人気が高いレンタルサーバーです。
これまでの運用でも目だったトラブルがなく、実績のあるレンタルサーバーと言えます。
また、ネット上での情報も多く、トラブったときはググれば大抵の問題が解決します。
サーバーの性能も高く、ネット上では「速い」という評判が多いレンタルサーバーです。
ConoHa WING
国内最速のレンタルサーバー、ConoHa WING
ここから→ ConoHa WING
2018年より提供されている最新のレンタルサーバーです。
サーバー応答速度がとても速く、国内最速と言われています。
最新のNginxというWebサーバーを使用し、独自のキャッシュ機構などにより高速が行われています。
またスマホアプリに対応しており、アプリからサーバーの状態を把握することができます。
管理画面も使いやすく、これからホームページをはじめたい初心者のかたにもおすすめのサーバーです。
mixhost
パワフルで高速なピュアSSDクラウドレンタルサーバー
ここから→ mixhost
mixhostもエックスサーバーと同様に大阪に本拠地を置くレンタルサーバーです。
ConoHa WINGと同レベルの性能を誇り、おすすめのサーバーになります。
サーバーの管理画面が多少、玄人向けのところがあります。
専門用語などがわからない初心者にとっては高めのハードルになるでしょう。
アダルトサイトも運用できるのでそういった用途にも向いています。
ロリポップ
104種類もの面白くて可愛いドメインがたくさん!ロリポップ!レンタルサーバー★
ここから→ ロリポップ
月額99円から使える激安のレンタルサーバーです。
WordPressを利用できるのは月額220円プランからあります。
低価格ですが十分なほどの機能と容量を備えています。
安いなりのサーバー性能ですが、はじめての自分用のホームページやブログを作りたければこのレンタルサーバーでしょう。
気軽に利用できるレンタルサーバーとしておすすめです。
さくらのレンタルサーバ
高速・安定・無料SSL付!月額524円でWordPressが使えるさくらのレンタルサーバ
なんと1997年のネット黎明期からサーバーを提供している老舗のレンタルサーバーです。
昔からのユーザーに幅広い支持を集めています。
またVPSやクラウドなども提供しており、自分の用途に合わせて柔軟なプランを利用できます。
アダルトにも寛容な側面があり(実写は不可)、昔から同人ユーザーなどから利用されてきました。
おわりに
今回はレンタルサーバーとは何か? というところを解説しました。
レンタルサーバーを理解することはホームページ運営の理解への近道になります。
あなたのホームページ運営ライフに幸があることを祈っています。
レンタルサーバーに詳しくなれば
ホームページ運営も楽勝